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2013/10/27 (Sun) 02:25
聴覚障がい者の防災について

市民まつりに展示するポスター「聴覚障がい者の防災について」を作成しました。

ポスターは文章の内容・色使いを聴覚障がい者と健聴者で細かく話合って決めました。

聴覚障がい者が使っている言葉の捉え方と健聴者の文法とは違うものなので限られたスペースで伝わる文章に配慮して作成しました。

作業の中で聴覚障がい者はビジュアルの感覚は鋭く、好む色合いのパターンも共通していることがわかりました。

聴覚障がい者への理解を促すために、よろしければ知り合いにも添付のポスターを転送してください。



聴覚障がい者の防災について(ポスター)05
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2013/10/27 (Sun) 02:17
防災について

毎週のように台風が日本列島に上陸しています。台風27号がようやく過ぎ去りましたが、被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。先週の伊豆大島の土石流は改めて自然災害の怖さを知ることになりました。日頃の危機管理と危機意識を問い直すことになりました。

以前に東京都の総合防災部副参事にお話を伺ったことがあります。副参事は任期中は東京都から1秒も離れられてはいけない生活をしているようでした。防災に関わっている人は皆自分の発言や行動が多くの方のいのちを左右していることを認識していますが、その責任を負っている者の任務の重さを改めて認識しました。
そのことを知っているので今回の大島町長と副町長の不在は信じがたいものでした。検証番組もいくつか放映されていました。責任者の不在は論外ですが、システムの問題も露呈しました。

まず土砂災害警戒情報が東京都から大島町へファックスのみで行われていたことです。他では情報が伝わっているかどうか直接確認しているところもあります。多くの人命に関わる情報の扱いはもっと慎重であるべきです。

避難勧告をする際に住民が避難できるかどうかを考慮しなくてはなりません。住民本位の行政をしているかどうかが問われます。そのためには東京都から大島町へ土砂災害警戒情報を提供した時刻が問題です。町から住民に避難勧告をするためには、住民が避難できるように日中でなければなりません。今回のように東京都が午後6時に土砂災害警戒情報を提供していも大島町住民が避難することは不可能です。困難かも知れませんが、気象庁や自治体は住民の側に立った情報提供のあり方を再検討する必要があります。

過去に台風の被害にあった首長の話では避難勧告があっても実際に避難した住民は1割だったようです。たとえ空振りだったとしても避難勧告が出た場合には住民は勧告に従って実際に避難しないと被害をなくすことはできません。そのために日頃の地域の防災訓練は大変重要だと改めて思いました。

先週は大雨の中、流山市の総合防災訓練があり、自治会、医療・福祉従事者、警察、消防、通信事業者、自衛隊の方が土砂降りの中実施訓練をしました。伊豆大島で二次被害の危険のある中、生存者を救うために雨の中で作業する自衛隊員の姿にも重なりました。グランドで行ったため地面はぬかるんでいて大変厳しい条件の中で無事に訓練を終え、頭の下がる思いをしました。天候は悪条件でしたが訓練としては必要な条件でした。参加者には車椅子の方、聴覚障がい者の方もいました。土砂降りの中作業をしていると、土石流に流されて辛うじて助かった大島町住民が「生き延びる意欲がなくなってくる」という趣旨の声が思い浮かびました。今回も訓練に参加し、貴重な体験になり有意義でした。

総合防災訓練01

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