私は2007年の官製不況の二の舞になる「改正省エネ法」の問題点を指摘しています。
「改正省エネ法」に問題点が具体的にわかるシンポジウムがあります。
伝統的構法をやっている方を対象にしていますが、内容はすべての住宅に関連
したものです。
改正省エネ法の問題を指摘しているのはごくわずかしかいません。
「目からウロコ」の話だと思いますので是非この機会にご参加ください。
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これ木連は、「伝統構法」に関し共通認識を持つことを目的に、2009年2月から
連続勉強会を開催してきました。今回はその第18回として、以下の勉強会を開
催します。どうぞご参加ください。
■□■これ木連「伝統構法」を考える勉強会■□■
第18回 法律が建築から自由を奪う日 改正省エネ法の義務化で伝統的構法の
家はどうなるのか?
昨年の3.11原発事故は、日本のエネルギー政策の歪みや矛盾を顕在化させまし
た。未だに利害関係者の綱引きが続けられ、その解決の方策は見出しきれてい
ません。そういったなかで、限りあるエネルギーの消費を減らす方策に対して
は、諸手をあげて賛意が表明され、再生可能エネルギー利用と省エネが解決の
方策であるかのような空気も感じられます。建築における省エネは、建築内外
で使われる熱源機器の効率やその熱損失の制御によりエネルギーの必要量を減
らしていくことが目標とされ、単純には建築の断熱性能を高めることが求めら
れています。
現在、国土交通省では次世代省エネ基準を300平米以下の建築(住宅規模)にも
2020年から“義務化”する法整備を進めており、そのことに対するパブリック
コメント(6/11締切)を求めています。この基準に照らせば、分厚い断熱材で
覆うことが要求され、伝統的構法の家を実現することは実質的に困難となりま
す。改正省エネ法の目的は、地球温暖化対策や低炭素社会に向けての技術革新、
新築に限らず既存建物の断熱化による経済刺激策など、網羅的で焦点が曖昧で
す。技術革新やその向上はものづくりの目標としては理解できても、法律その
ものの効果が国民に義務化を迫り、建築の自由度を拘束するほどのものである
のかどうか、はなはだ疑問な点が多い。はたして、この規制は国民の幸せにつ
ながることになるのでしょうか。
そこで今回、改正省エネ法の義務化によって、伝統的構法にどういった問題が
生じ、建築技術への制限ばかりでなく、日本の建築文化や日本人の生活感をも
壊しかねない法律制定の裏を、熊本で伝統的構法の家づくりを実践している古
川さんに解き明かしてもらい、論点整理を試みます。
※参考情報
「低炭素社会に向けた住まいと住まい方」の推進方策について中間とりまとめ
(案)に関する意見の募集について
http://urx.nu/195P
【日時】2012年6月2日(土)13:30-16:30
【会場】東京芸術大学美術学部 中央棟2階第3講義室(台東区上野公園12-8)
【講師】古川保氏(すまい塾古川設計室(有)代表)
【参加費】2,000円
【定員】80名(申込順、定員になり次第締切)
【申込】これ木連事務局( koremoku@e-mail.jp 、ファクス03-5216-3542)宛、
参加者1名ごとに、氏名、所属、電話、ファクス、メールアドレスを明記のうえ、
5月31日(木)までにお申し込みください。
↓こちらからもお申し込みいただけます。
http://form1.fc2.com/form/?id=460277
【連絡先】「これ木連」事務局 担当:金井
電話03-5216-3541 携帯090-7735-1460
http://koremoku.seesaa.net/
以上、よろしくお願いいたします。
これからの木造住宅を考える連絡会(これ木連)事務局
http://koremoku.seesaa.net/
特定非営利活動法人日本民家再生協会(JMRA)
金井 透 koremoku@e-mail.jp
電話03-5216-3541 FAX03-5216-3542
〒102-0085東京都千代田区六番町1-1
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