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2012/05/24 (Thu) 11:04
「改正省エネ法」に関するシンポジウムのお知らせ

私は2007年の官製不況の二の舞になる「改正省エネ法」の問題点を指摘しています。

「改正省エネ法」に問題点が具体的にわかるシンポジウムがあります。

伝統的構法をやっている方を対象にしていますが、内容はすべての住宅に関連
したものです。

改正省エネ法の問題を指摘しているのはごくわずかしかいません。

「目からウロコ」の話だと思いますので是非この機会にご参加ください。

------------------------
これ木連は、「伝統構法」に関し共通認識を持つことを目的に、2009年2月から
連続勉強会を開催してきました。今回はその第18回として、以下の勉強会を開
催します。どうぞご参加ください。

■□■これ木連「伝統構法」を考える勉強会■□■

第18回 法律が建築から自由を奪う日 改正省エネ法の義務化で伝統的構法の
家はどうなるのか?

昨年の3.11原発事故は、日本のエネルギー政策の歪みや矛盾を顕在化させまし
た。未だに利害関係者の綱引きが続けられ、その解決の方策は見出しきれてい
ません。そういったなかで、限りあるエネルギーの消費を減らす方策に対して
は、諸手をあげて賛意が表明され、再生可能エネルギー利用と省エネが解決の
方策であるかのような空気も感じられます。建築における省エネは、建築内外
で使われる熱源機器の効率やその熱損失の制御によりエネルギーの必要量を減
らしていくことが目標とされ、単純には建築の断熱性能を高めることが求めら
れています。

現在、国土交通省では次世代省エネ基準を300平米以下の建築(住宅規模)にも
2020年から“義務化”する法整備を進めており、そのことに対するパブリック
コメント(6/11締切)を求めています。この基準に照らせば、分厚い断熱材で
覆うことが要求され、伝統的構法の家を実現することは実質的に困難となりま
す。改正省エネ法の目的は、地球温暖化対策や低炭素社会に向けての技術革新、
新築に限らず既存建物の断熱化による経済刺激策など、網羅的で焦点が曖昧で
す。技術革新やその向上はものづくりの目標としては理解できても、法律その
ものの効果が国民に義務化を迫り、建築の自由度を拘束するほどのものである
のかどうか、はなはだ疑問な点が多い。はたして、この規制は国民の幸せにつ
ながることになるのでしょうか。

そこで今回、改正省エネ法の義務化によって、伝統的構法にどういった問題が
生じ、建築技術への制限ばかりでなく、日本の建築文化や日本人の生活感をも
壊しかねない法律制定の裏を、熊本で伝統的構法の家づくりを実践している古
川さんに解き明かしてもらい、論点整理を試みます。

※参考情報
「低炭素社会に向けた住まいと住まい方」の推進方策について中間とりまとめ
(案)に関する意見の募集について
http://urx.nu/195P

【日時】2012年6月2日(土)13:30-16:30
【会場】東京芸術大学美術学部 中央棟2階第3講義室(台東区上野公園12-8)
【講師】古川保氏(すまい塾古川設計室(有)代表)
【参加費】2,000円
【定員】80名(申込順、定員になり次第締切)
【申込】これ木連事務局( koremoku@e-mail.jp 、ファクス03-5216-3542)宛、
参加者1名ごとに、氏名、所属、電話、ファクス、メールアドレスを明記のうえ、
5月31日(木)までにお申し込みください。

↓こちらからもお申し込みいただけます。
http://form1.fc2.com/form/?id=460277
【連絡先】「これ木連」事務局 担当:金井
電話03-5216-3541 携帯090-7735-1460
http://koremoku.seesaa.net/

以上、よろしくお願いいたします。


これからの木造住宅を考える連絡会(これ木連)事務局
http://koremoku.seesaa.net/
特定非営利活動法人日本民家再生協会(JMRA)
金井 透 koremoku@e-mail.jp
電話03-5216-3541 FAX03-5216-3542
〒102-0085東京都千代田区六番町1-1

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2012/05/21 (Mon) 02:09
『建築ジャーナル』6月号コラム「建築と政治」の掲載

『建築ジャーナル』6月号「日本社会というフィクションの中で」を掲載しました。
よろしければご覧ください。ご意見をいただければ幸いです。

http://www.kinokenchiku.biz/kenchikutoseiji_201206.pdf

2012/05/21 (Mon) 02:07
千葉県建築士会松戸支部 総会懇親会

19日に千葉県建築士会松戸支部の総会がありました。
私は耐震リフォームのお施主様との打合せがあり、総会出席に間に合いませんでした。

この日は利根川・江戸川水系の浄水場の水道水にホルムアルデヒドが検出されたので流山市・野田市・柏市は14時ころ断水が始まったので流山市の店舗はすべて閉店でした。懇親会会場は松戸市だったので断水せずに通常営業をしていました。

断水という思わぬ出来事があったおかげで防災についてまた一つ考える機会になりました。

懇親会では、松戸支部会員の宮崎輝紘さんが春の叙勲を授章されたお祝いも兼ねていました。

ご本人は謙遜して授章の感想のお言葉もなかなか述べられませんでしたが、ようやく日頃の活動についてお話ししただきました。

設計事務所の活動とは別に障がい者支援の活動を地道に行っている様子を伺いました。オストメイトの話や知的障がい者の支援の方法などについて伺いました。

場所を変えての二次会ではメーリングリストへの私の投稿の話になりました。建築基本法や改正省エネ法の話を聞いていただきました。

先輩が多い会ですが、胸襟を開いて話ができる仲間という感じで楽しい時間でした。

2012/05/11 (Fri) 07:16
「低炭素社会に向けた住まいと住まい方」意見募集中

平成24年5月10日(木)~平成24年6月11日(月)まで下記の意見募集を行っています。

「低炭素社会に向けた住まいと住まい方」の推進方策について中間とりまとめ(案)に関する意見の募集について

http://bit.ly/J1eCKw

仲間にお伝えし、各地域から生の声を届けてください。
省エネ法改正およびCASBEEについて今主張しておかないと手遅れになります。

省エネ法改正についての問題点はこれまでに皆様からいただいています。
私の意見については下記に置いてありますので必要な場合はご参照ください。

https://www.facebook.com/koichi.ehara?sk=notes
http://www.kinokenchiku.biz/writing.html

よろしくお願いします。

2012/05/07 (Mon) 09:51
医療安全の取り組みについて

4月28日、29日に京都テルサ府民総合交流センターにおいて「医療安全ワークショップ」が開催されました。「医療安全全国共同行動」が主催して行う医療従事者向けのセミナーです。http://kyodokodo.jp/doc/wo/webmaga55.pdf

「医療安全全国共同行動」の取組は、米国の「“100 K ” キャンペーン」に倣って日本では2008年から行われています。調査によると、日本では入院患者の6.8%に有害事象(入院中に起こる医療事故)が生じています。医療安全とは、患者の取り違え、薬の誤飲、手術中に起こる合併症などをなくすための取り組みです。日本では約500の病院・クリニックが参加しています。医療安全に取り組んでいるかどうかは「信頼できる病院」を選択するための指標の一つにもなります。

最近、病院で何度も自分の名前を名乗るように促されて不思議に思うことがありませんでしょうか。患者は、自分と違う名前で呼ばれても「はい」と返事してしまうことがよくあるそうです。地方によっては同姓同名の患者さんが同じ病院に通院や入院していることもよくあるそうです。病院内で患者の取り違えをしないように受診時や検査時には本人確認のために名前を名乗ってもらうようにしています。患者にとっては鬱陶しいかもしれませんが自分の安全を守るために大事なことです。

東日本大震災では高齢者や治療中の患者が普段飲んでいた薬が入手できなくて困っていました。どのような薬を飲んでいるかの手がかりになるのが「お薬手帳」です。複数の病院にかかっている場合にもお薬手帳があると危険な飲み合わせを防止したり、二重に処方されるのを避けることができます。災害時などの非常時にも役立ちます。保険証と一緒にお薬手帳も持参する習慣を身につけましょう。

私は患者側として「肺塞栓症の予防」に取り組んでいます。肺塞栓症はエコノミークラス症候群と言われ、長い時間寝ていたり、車中で動かなかったりしていると下半身にできた血栓が飛んで肺動脈に詰まり、突然死を起こす場合もある病気です。
医療安全の一つに「周術期(手術前後に起こる)肺塞栓症の予防」の取り組みがあり、私は一般の方に肺塞栓症の予防啓発のために講演やワークショップなどに参加しています。

今回は、病院が患者会と連携して「患者中心の医療」を目指すように講演しました。日本ではまだ病院内で患者会が活動する機会はありませんが、同じ立場として患者の支援ができる患者会の役割を認識してもらうことを訴えました。

医療崩壊という言葉をよく聞きますが、一般の人が医療のあり方に関心を持つことは自分の安全を守るために大変大切なことです。

●医療安全全国共同行動(2008-10)の記録
http://kyodokodo.jp/doc/111212kiroku3.pdf
●医療安全管理静岡(西部地区)シンポジウム
http://partners.kyodokodo.jp/info/report/2010/s101013symposium.pdf
●メッセージ「医療安全全国共同行動に期待する」医療安全全国フォーラム(2010.11.27)
http://forum2010.ppsqsh.net/docs/ehara.pdf
●周術期肺塞栓症の予防(保田知生)
http://partners.kyodokodo.jp/info/report/2010/may15/workshopC_1.pdf
●肺塞栓症とは
http://homepage3.nifty.com/inochi/

医療安全WP01

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