築34年の木造2階建ての住宅の一般耐震診断をしたところ耐震強度が0.5という結果が出ました。
3.11の後でしたので耐震補強工事を行うことになりました。
弱い箇所は窓が連続する北面の外壁でした。
そこに窓を塞いで耐力壁を設けることはできないので、鉄筋ブレースによる耐震壁を作りました。
お施主様は鉄筋ブレースをむき出しにせず、板で覆うことを要望されました。
デザインは柱と筋違いの軸組を強調するパターンと梁を強調し籠のような筋違いを強調するパターンを作りましたが、後者にしました。
施工する大工さんは大変苦労しましたが、完成するとブレースむき出しの金属が見えず、鉄筋ブレースを隠す斜めの板が面白いアクセントになりました。
