10日に東大本郷キャンパス山上会館で学習院大学櫻井敬子教授をお招きして「建築基本法」法案勉強会を開催しました。建築基本法制定準備会という任意団体の呼びかけでしたが衆議院議員、国交省、日本建築学会、日本建築家協会、日本建築士連合会、日本建築士事務所協会の代表など約40名に来ていただきました。
櫻井先生から行政法の視点から建築基本法についてお話しを伺いました。
まず基本法の特徴について、法律上の位置づけ、役割、内容と意味ある基本法とはどういうものか伺いました。例えば海洋基本法によって「海」という概念が日本では初めて法的に示されたようです。それによって領海船舶航行法ができ領海内の安全が維持できるようになったそうです。
続いて建築基本法についてどのようなあり方が望ましいかについて櫻井先生の考えを伺いました。建築関係者は建築基本法への期待が大きく、過剰に役割を担わせようとしていましたが、櫻井先生の話を聞いてすっきりしました。
法律の成立は政治と不可分で、今の政局ですぐに法案成立になるわけではありません。関係者がじっくり議論して、国民が納得できる建築基本法を提案したいと思います。
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