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2010/05/16 (Sun) 09:09
医療安全全国共同行動 ー いのちをまもるパートナーズ ー

 15日に東京九段で「医療安全全国共同行動」2周年記念フォーラムが開催されました。http://partners.kyodokodo.jp/2010may15/
 会場は満席状態でシンポジウムの様子を同時にインターネット配信していて全国で300以上のアクセスがあったようです。

 米国では医療過誤などの本来の原因と違う理由で亡くなることを避ける努力がされています。日本でも救える命を救っていくために普段の院内の作法を変えていこうという動きが出てきています。それが「医療安全」の動きです。

 基調講演「医療事故情報収集等事業から学ぶもの」野本亀久雄((財)日本医療機能評価機構 理事)では医療事故数の推移と防止策の成果が報告されました。

 医療事故を防ぐためにはまず「ヒヤリハット」を含む医療事故の正確な報告が必要です。 共同行動始めた当初は賛同する医療施設は少なかったのですが段々参加施設が増えてきて、参加病院から報告される医療事故数は(財)日本医療機能評価機構から公表されています。患者の取り違い、薬剤の分量の間違い、違った種類の薬剤の誤飲を無くすための工夫が日々行われるようになり、成果が上がってきています。

 もう一つの演題「人はだれでも間違える」河野龍太郎(自治医科大学医療安全学教授)では、原子力、航空の分野で培ってきた安全対策を医療の分野で活かすための多くのアイデアが疲労されました。

 「安全な医療はない」という基本にたって対策をたてるべき。医療の現場は、忙しい、わかりにくい、類似、手順がない、記憶に頼る、を繰り返している。
 人は物理的空間≠心理的空間のときに間違いやすい。ヒューマンエラーを考慮して、設計段階・運用段階で改善が求められている。1.安全はない 2.完全な人間はいない 3.協力してエラーと戦う、ことを原則として改善していきたい。

 続いて、分科会のワークショップでは、私は「患者さん医療安全のパートナー」に参加しました。

 この分科会では、周術期肺塞栓症防止、転倒・転落防止、機器の安全使用、お薬手帳の活用について話し合われました。
 私のプレゼン時間は5分でしたが、参加者に確信をもって肺塞栓症防止にあたっていただけるように印象づけることができました。
 医療側と患者側の連携についていくつかの提案をさせていただきました。
1.医療者に代わって患者会が病気の予防や基本的なインフォメーションを患者の立場で説明すること。
2.グリー・ケア・プログラムを病院内に導入すること。
3.宿泊できる待合室の設置すること。
4.医療事故無過失保障制度の問題点の指摘。
5.医療従事者、患者、製薬会社、行政と連携してドラッグ・ラグを解消すること。
6.患者会の活動の紹介と病院内での患者会の活用。
以上について提案させていただきました。
 ワークショップを終えて、参加していたいた医師やパネラーの方から今後の協力について申し出がありましたので、今後連携して、「医療安全」の取り組みをしていきたいと思います。

 「医療安全全国共同行動」は発足当初2年間の限定の活動の予定でしたが、参加者へのアンケートで今後も継続する方向になりました。今後は組織化、予算確保が課題になります。
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2010/05/13 (Thu) 10:50
建築基本法制定準備会のお知らせ

2007年の改正建築基準法施行はあらゆる面で最悪の改正でした。
私もできうる限りにおいて警鐘を鳴らしてきましたが、後の祭りでした。

現在「建築基本法」実現のためにできうることをしています。

日本の職人が安心して仕事を続けられ、住む人が満足して暮らせ、日本が美しくて帰ってきたいなあと思える環境になることのために尽力したいと思います。

下記のシンポジウムと「建築基本法制定準備会」の総会の案内です。
一般の方も是非お越しください。そして皆さんのご要望を反映させてください。

建築基本法シンポジウム   ★

主催:建築基本法制定準備会 
後援:(社)日本建築学会(予定)、(社)日本建築家協会(予定)、(社)日本建築士会連合会、
(社)日本建築士事務所協会連合会、(社)建築業協会、こども環境学会,
(社)日本建築構造技術者協会、日本建設産業職員労働組合協議会、
(社)日本不動産学会、(社)日本エレベータ協会、伝統を未来につなげる会、
(社)建築設備技術者協会、(社)日本設備設計事務所協会、
(NPO)日本都市計画家協会、日本建築法制会議、(社)都市住宅学会

 テーマ:少子・高齢化社会における建築制度 

昨年9月から始まった新しい 政権のもとで、建築基準法をもとにした建築制度が大きく見直されようとしています。日本建築学会を初め多くの建築関連団体において、建築の理念と関係者の責務をうたう建築基本法が検討されています。高度経済成長を前提とした社会から、少子・高齢化社会を迎え、持続可能性を規範においた建築制度を考える必要があります。建築基本法制定準備会では、2006年に作成した建築基本法の提案を、鋭意検討してきておりますが、このたび、幹事会により改めて検討した結果を発表します。そして、それをもとに、法制度としての実現性、不動産評価における問題などを中心課題として、パネル形式のシンポジウムを企画しました。奮ってご参加下さい。

日時:2010年5月18日(火)18:00-20:00
場所:水道橋 すまい・るホール  :住宅金融支援機構
(文京区後楽1-4-10 JR総武線水道橋駅西口 徒歩3分)
パネル討論
 テーマ(案):少子・高齢化社会における建築制度
 パネリスト(予定):  三橋博巳(日本大学教授、日本不動産学会会長)
福井秀夫(政策研究大学院大学教授)
植松 丘(東京海上不動産投資顧問株式会社社長)
山岡淳一郎(ノンフィクション作家、準備会幹事)
萩原淳司(埼玉りそな産業協力財団主席研究員、準備会幹事)
司会:神田順(東京大学教授、建築基本法制定準備会会長)
参加費:無料
FAX 044-430-2851 事務局 西あて または e-mail:member@kihonho.jpでご返信ください

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建築基本法制定準備会  2010年度定期総会のご案内

陽春の候、会員の皆様にはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
建築基本法制定に向けての議論が、より広範囲になされるようになってまいりました。新しい政権のもとで、実現性も高まってきている状況です。昨年の議員会館におけるシンポジウム、日本建築学会における複数回のシンポジウムにおいても真剣な議論が積み重ねられて来ております。国土交通省基準整備補助事業においても14の建築関連団体がコンソーシアムを組み、建築の質の向上を図る実現手段としての建築基本法を報告書に盛り込んでおります。今後、議論の範囲を大きく広げる努力も必要でありますが、本会としての、いままでの実績を踏まえて、より具体的な提案を検討していく時期でもあると考えます。総会後は、不動産分野の方々を交えたパネル討論会を企画しております。
お忙しい時節柄とは存じますが、奮ってご出席のほど、お願い申し上げます。

建築基本法制定準備会会長 神田 順

   日時:2010年5月18日(火)  16時30分~17時30分: 定期総会
                        18時~20時   : シンポジウム(別紙による)     
場所:水道橋すまい・るホール 住宅金融支援機構 文京区後楽1-4-10 Tel 03-3812-1111)






2010/05/11 (Tue) 12:30
建築確認手続き等の運用改善に係る講習会

10日に東京ビッグサイトで開催された「建築確認手続き等の運用改善に係る講習会」に参加しました。

2007年の建築基準法改正によって確認申請数が激減したことを是正するために法改正を伴わない運用の見直しが決まりました。

今回の運用の見直しは3月29日に公布し、6月1日から施行になります。確認申請は6月1日以降の申請に適用されます。

私も訴え続けてきた改正建築基準法の抜本的改正の揺り戻しが始まりました。

2010/05/01 (Sat) 16:25
「医療安全全国共同行動」打ち合わせ

 東京九段で5月15日に「医療安全全国共同行動」2周年記念フォーラムが開催されます。
 30日に東京でそのフォーラムの事務局を担当されている医師と打ち合わせをしました。

 医療安全全国共同行動は、「全国の病院と医療従事者、病院団体、各種医療団体が力を結集して取り組むことで、8つの目標を実現し、医療に伴う有害事象を大幅に低減し、患者さんと医療者がともに安心して治療に専念できる医療環境づくりをめざすこと」を目的にして2008年から活動しています。
http://kyodokodo.jp/

 私は昨年この会の活動を知り、全体会に参加しました。

 医療者の負担を減らすことも医療事故をなくすために必要なことです。
事務局の医師からこの会の活動の動機と活動内容を伺い患者の立場でできることを発表してほしいという依頼でした。
 このフォーラムの分科会C.「患者さんは医療安全のパートナー ―患者さんにできる安全対策」に私はパネラーとして参加することになりました。
http://partners.kyodokodo.jp/2010may15/

 今回は患者として医療安全にどのように寄与できるか意見を述べますが、もし医療従事者に関心をもっていただければこれから医療の現場で実際に携わるかもしれません。

 医療や病院のあり方に関心ある人はどうぞご参加ください。病気を患ったときにきっと役に立つと思います。

日 時:平成22年5月15日(土)13:00 - 17:45
会 場:ベルサール九段 イベントホール(東京)
主 催:医療安全全国共同行動推進会議
(医療の質・安全学会、日本病院団体協議会、日本医師会、日本歯科医師会、日本看護協会、日本臨床工学技士会、日本病院薬剤師会)
後 援:全国知事会
参加費:2000円 ---(資料代別) 当日会場にて受付

プログラム(予定)
■シンポジウム(13:00 - 15:30)
・開会の辞  高久史麿(医療安全全国共同行動推進会議議長/日本医学会長)
・挨拶  原中勝征(日本医師会会長)
・地域フォーラムの報告(岩手県、沖縄県、東京都、鹿児島県)
・共同行動のこれまでとこれから-Patient Safetyをめざして
・講演 野本亀久雄(財団法人日本医療機能評価機構 理事)「医療事故情報収集等事業から学ぶもの」
 河野龍太郎(自治医科大学医療安全学教授)「ひとは誰でも間違える-医療安全の基本と原則」
・沖縄県立中部病院から、北海道夕張医療センターから、ほか
・”共同行動を応援しています”(ビデオメッセージ)
 大竹しのぶ(女優)、アグネス・チャン(歌手) ほか

■ワークショップ(15:45 - 17:45)
分科会/行動目標1-8共通
A.中小規模病院の医療安全対策
B.有害事象(事故・合併症)が発生した時の緊急処置-その時あなたは患者さんを守れますか?
C.患者さんは医療安全のパートナー ―患者さんにできる安全対策

2010/05/01 (Sat) 16:22
中古住宅購入のための物件調査

 この景気後退に物件価格の下落と金利引き下げの効果で住宅物件の購入を考えている消費者が増えているように思います。
 私の普段の活動に理解して頂いている方からの物件購入前の相談がぼちぼち出てきています。

 この日も知り合いの方から「心当たりの物件があるので、耐震性や物件の評価について現地調査してほしい」という依頼があり、調査しました。

 その物件は中央線沿線でしたが、場所柄なかなか出にくい種類の物件なので事前の資料から問題があるかなと思いましたが、現地調査では住むには支障がないものでしたので私もほっとしました。将来の補修についても提案させていただきました。

 依頼主も専門家として意見を聞けて安心したようでした。

 調査費の出費はありますが、住宅は高い買い物ですので是非専門家の事前調査を受けることをお勧めします。

2010/05/01 (Sat) 16:11
なんと『財界』の取材?

『財界』の取材

 28日に『財界』の編集部の取材を受けました。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、『財界』は恐らく私からもっとも遠い雑誌だと思います。
 ホームページをご覧いただいて、関心をもっていただいたのは大変ありがたいことです。

 ビジネス上の期待には私は答えられませんでしたが、こちらの考え方や活動の内容についてはご理解いただけたようです。

 若い編集者さんでしたが、これまでの取材経験や政情をみて、日本の現状に対する危機感を抱いているようでした。

 今後の取材のテーマを提供させていただきましたが、ご本人も最近関心があるようですので、いずれそのテーマ設定で取材協力させていただくかもしれません。

 私の活動について取材は歓迎しますが、広告を兼ねたタイアップ記事の依頼はしばらく受け付けていませんのでどうぞご容赦ください。

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