港区広尾の地球ひろばで2月21日に「東京都国際化
市民フォーラム」が開催されました。
テーマは「災害時における外国人支援を考える。」です。
http://www.tokyo-icc.jp/forum/forum2009_info.pdf
私は「災害時における外国人支援と地域国際交流協会の役割」
というテーマの分科会でパネルディスカッションを行いました。
この分科会には新潟県中越地震で現地入りした多文化共生
センター東京のスタッフ、千葉県船橋市国際交流室職員、
東村山市国際・男女平等課職員の方とディスカッションを行いました。
新潟県中越地震では、生活情報の翻訳やコミュニティFMによる
生活情報の提供に関して、後方支援という形で東京や神戸の
国際交流協会や市民団体が協力しました。
船橋市は神奈川県横須賀市の市民団体と連携をとりながら
防災に取り組んでいます。
両市では情報交流があり、災害時にはお互いに助け合う関係が
できています。
東村山市では外国籍住民が2000人ほどなので、外国人登録を
する際に、任意に災害時の連絡先を提出してもらっているという報告が
ありました。
私はこの日に配布された『外国人支援Q&Aマニュアル』の作成に
関わりましたが、そのマニュアルの概要とその意義について説明し、
災害時には国際交流協会が外国人支援の拠点になるべきである
という提言を行いました。
新宿区ではまだその体制が確立していないので、共住懇として
新宿区に提言していく予定です。
このフォーラムをきっかけに各地で具体的な取り組みにつながることを祈っています。