ポレポレ東中野で『1000年の山古志』を観ました。
http://1000yamakoshi.main.jp/index.html
2004年10月23日に新潟県中越地震が発生しました。山古志村の被害の報道は未だに脳裏から離れません。
その中越大震災から3年経ち、山越村には7割の村民が戻って生活再建を果たしました。その3年間の復興の様子を描いたドキュメンタリー映画です。
山古志に7割の住民が戻りましたが、その数字が多いか少ないかはとらえ方によって違うと思います。地盤の崩れや建物の損害を報道で見た限りでは、私はその数字が多い方だと認識しています。
この映画では、山古志村の成り立ちや震災前の生活がどのようなものかを描き、なぜ住民は戻る決断/戻らない決断をしたのか、並大抵ではなかった決断の様子が伝わってきました。
私が現在住んでいるまちにどの程度愛着を感じ、もし震災がおきたら、その後も戻って生活を続けるか自問しています。
当然これまでのまちとの関わりは人並み以上のものだと自負しています。
この映画を観て考えたことは、自然・人・文化・仕事そしてその土地を愛する気持ちがなければ、人は戻らないのではないかということです。
山古志にはそれらを育んできた1000年の歴史があります。もともと地域の中で経済を循環させてきた地産地消の土地柄で、一度失った仕事も工夫してつくりだすことができる土壌があったのでしょう。
都市や建築を考える毎日ですが、自然・文化の欠如をどうすればよいか。また、人の関係の希薄さを考えると悩ましい現実があります。
次世代にいかに明るい未来を残せるか、やらなくてはならないことが山積しています。
日々の活動がそれにつながることを期待しながら一つ一つ取り組んでいきます。